ミク～。準備できたわよ～

ありがとうルカ～！ それじゃあ寧々ちゃんえむちゃん、いっくよーっ☆

オッケーミクちゃん！ いつでもどんとこいこいウェルカムだよーっ！

え？ まさかその大きなタライの水、上からかける気なの！？

ちょ、ちょっと待って……ストップストップ！ あ……！

せーの、ばっしゃーん！！

きゃーっ！

ひゃあー！

今の音は一体なんだ！？

大量の水が落ちてきたような音だったね！

ミクとえむがまた何かやったのか？

そのようだね。しかし僕達が話しあいをしてるあいだに そんな楽しそうなことをやるなんて……

せっかく新しいことを試すなら 僕を呼んでくれればいいのにねえ

お前が混ざると余計に とんでもないことをするだろう……

うう……全身びしょびしょになっちゃった……

バシャー！ってして、すっごく楽しかったねっ♪ もう一回やりたいなっ！

じゃああとでもう一回やろーっ！

本気？　あんなのほとんど滝行じゃん……

滝行……。滝に打たれるのってどんな感じなのかしら？ 今度試してみたいわ～

ルカさんの場合、滝に打たれても寝てそうなのが 怖いんだけど……

しかし、どうして急にそんなことを やりだしたんだ？

ミク達も、みんなみたいに海でショーをやりたいなって思って！

だからまず、水でどんなことができるか試してたのよ～

なるほど、そういうことか。 しかし、タライで上から水がかけられるのは罰ゲームのようだな

本当にね

水をかける罰ゲーム……。 そういう演出も面白そうだねえ

ショーの登場人物が過ちを犯すと、 ひとり、またひとりとタライから水をかけられ……

それはショーじゃなくてコントでしょ！

……は、はっくしゅん！ うう……水かぶったままだから、ちょっと寒くなってきた……

えっ！？　大変！ 早くあったまらないとーっ！

そうだな。タオルはワンダーステージのほうにあるから 一度戻って……

あ！　あったまりたいなら、 みんなで踊るのはどうかなっ！？

え？　なんでそうなるわけ？

いーっぱい踊ったらポカポカすると思うよ！ ね、ルカ！

そうねえ。みんなと一緒に踊ったら、 体だけじゃなくて、心もポカポカしそうだわ～

あ……

……ふふ、ま、みんなで踊るのも悪くないかもね

おやおや。 今日はずいぶんノリがいいじゃないか

たまにはそういう日があってもいいでしょ？

じゃあじゃあ、あつあつになれちゃうくらい 思いっきり踊れる曲にしよーっ♪

それじゃあ——行くよ！

……ふぅ。 思いっきり踊ったから全身ポカポカになっちゃった

みんなはどうだった？ 一緒に盛り上がれた？

ふふっ、よかった！

寧々ちゃん達、すごくかっこよかったわ～

うんうん！　いつもと違うみんなで、 とーってもワクワクしちゃった！

とっても感動して、眠気もふきとんじゃったわね

おお！　ルカの眠気を吹き飛ばせるとは！

ええ、とっても素敵で満足したから、 安心しちゃって……ぐー

結局寝るわけ！？

ルカお姉さん、おやすみなさ～い！

さて、それじゃあそろそろ当初の予定通り、 次の宣伝大使に向けて、今からアイディアを出していこうか！

ああ、そうだな。次回も今回と同じくらい盛り上げて、 さらに宣伝していこうではないか！

みんな、がんばってね～！ ミクもみんなで海のショーできるように、がんばるっ♪

あ、さっきの水の演出、カイトにも 試してもらおうっと！

あ、水かけるより先に、カイトに許可とるようにね！

はーいっ！ カーイトー！

もう。こっちもワンダーステージに負けないくらい 賑やかなんだから……

……ミク達がいてくれたから、 今こうやって、みんなとショーができてるんだよね

本当にありがとう、ミク

む？　寧々ちゃん、ニコニコしてどうしたの～？

ううん。なんでもないよ。 話しあい始めよ

あ……みんな、次のショーも楽しみにしててよね。 絶対いいショーにするから

——ふふっ。じゃあ、またね！