ハロー・エブリワン！ 未来のスター、天馬司の生誕祭によくぞ来てくれた！

今日は特別なショーを披露する予定だ。 最後まで楽しんでいってくれ！

ではっ☆　まずお誕生日を迎えた司くんに、 インタビューしちゃおうっ♪

おーっ☆

本当にやるんだ、インタビュー……

誰かの誕生日ディナーショーを 参考にしたって聞いたけど……

ああ、司くんが尊敬するスターのだよ。 参加したわけじゃないから、 実際、どういう感じだったのかは知らないみたいだけどね

せっかくだから、 みんなもしばらくつきあってくれるかな？

それでは最初の質問でーす♪ お誕生日を迎えた今の気持ちを教えてくださーい！

実に晴れ晴れとした気持ちだ！ それに、この世のすべてが オレを祝福しているようにも感じるぞ！

家を出てすぐ、目の前を黒猫が横切っていったんだが—— 迷いなく道を駆けていくその背中を見て、 これからの１年、オレもそのようにありたいと思ったな！

おおー！　そんなにカッコイイ猫さんに会ったんだねっ！

いいなあ～、ミクもその猫さんに会いたかった～！

黒猫に横切られるのって、 不吉なことが起きる前兆じゃなかった？

そういう話もあるけれど、 実は幸運の象徴とされている国もあるんだよ。 玄関や家に黒猫が入ってくると一族が繫栄する、とかね

じゃあ、インタビューふたつめっ♪ 今までやったショーの中で、 一番がんばったぞーっていうショーはどれ？

ふむ。どのショーも、全力を出しきっていたと思うが……。 全部と答えてはインタビューにならんしな

あえてひとつあげるとすれば、『ツカサリオン』だな！

おや？　僕はてっきり 『ピアノ弾きのトルペ』をあげると思っていたよ

うん、同じく

たしかにトルペは、役作りに悩んで苦労もした分、 やりがいのあったショーのひとつではあるな

だがツカサリオンは我々が最初に演じたショーであり、 大きな失敗と挫折からの大逆転を 皆で共に勝ち取ったショーだからな！

あ……

たしかにそうだね。 あのショーがなければ、得られなかったものがたくさんある

うん！　ツカサリオンでたくさんのお客さんを笑顔にできたから、 ワンダーステージも残せたんだもんね！

そうだね。わたしも……あのショーのおかげで またステージに立てるようになったし

ああ。僕も、僕が思い描く最高のショーを 一緒に作ることができる仲間に出会えた

そしてオレは、大事な本当の想いを思いだすことができた

えへへっ。ミクも、司くんの本当の想いから生まれた歌を 一緒に歌えて、とってもとっても嬉しかったなぁー！

うん、僕も同じ気持ちだよ

さて、インタビューも盛り上がってきているところだけど、 そろそろショーの時間じゃないかい？

お、そうだな！

今日は生誕祭にふさわしい演目を用意してきたからな。 みんな、存分に楽しんでくれ！

ではいくぞ！ ——『セカイはまだ始まってすらいない』！

すごく良かったよ、みんな！

何度か見せてもらってるショーだけど、 今日は特にみんなの強い想いが伝わってきた気がするよ

おお、そうか！ みんなはどうだった？

フフ。しっかり伝わったみたいだね

うんっ☆ みんな、聴いてくれてありがとー！

改めてになるが、天馬司生誕祭に来てくれたこと 心から感謝する！

これからの１年、オレはニューボーン・ペガサスとして、 さらなる成長をすることをみんなに約束しよう！

『ニューボーン・ペガサス！？』

え、ダサくない……？

うん。『劇団 ペガサス☆インザスカイ』と １、２位を争うくらいダサいね

なに！？　ではこれはどうだ！ 韻を踏んで、ニューバース・ペガサス！

『全然変わらない』 『全然変わらないね』

なぬっ！？

ミクは、ボーンもバースも好きだよっ♪ どっちも花火みたいだし！

ひゅるるるる～～～～っぼーん！

おおー！　ミクちゃん花火のマネ上手だね！ あたしもやってみよーっと！

ひゅるるるる～～～～っばーす！

おい、そっちのふたり！ 収拾がつかなくなるから余計なことを始めるんじゃない！

ふふふっ

ええい、とにかくだ！

みんな！　オレは役者としてさらなる躍進を目指し、 たゆまぬ努力をすることを約束しよう！

これからのオレに、大いに期待していてくれ！

それじゃあ最後に、 みんなで司くんをお祝いしようか

はーいっ！

みんなも、一緒に行くよー！ せーのっ！

司くん、誕生日おめでとう！

『おめでとう！』

ありがとう！ 皆の祝福、しかと受け取ったぞ！

これからもオレや、 ワンダーランズ×ショウタイムをよろしく頼む！