おおっ！ ここがえむの言っていた広場か！？

うんっ！　お散歩探検してて、見つけたんだ～！

広場っていうか——ここ、ステージだよね。 すごい。こんな場所があるなんて知らなかったな

ふむ、ここならば戦闘シーンをより派手にしたりとか……

がんばれ司くーん！

よし……コホン！ 『我が怒り、思い知ったか！　かくなる上は……』

いや爆発がデカすぎるだろーっ！

きゃーっ♪　爆発爆発ーっ☆

あはははっ！　 ドッカンドッカン祭りだね～！

ねえねえ類くん！　司くんの分だけじゃなくて、 あたしの分のドッカンもあるってホント！？

ああ。えむくんのは溌剌としたキュートなドッカンだから 期待していてほしいな

何、溌剌としたキュートなドッカンて……

おっと。もちろん、寧々の分のドッカンもあるよ

わざわざそろえなくていいから！　っていうか、 どうして私の分までアレな演出用意するわけ？

それはもちろん、そのほうが面白いショーになるからさ！

……まあ、わかってたけど……

わーい！　ドッカンドッカン♪

いいな～。 ねー類くん！　リンもドッカ～ンってしたい！

おいリン！　軽率にそんな発言をすると 大変な目にあうぞ！

えー。でもやりたいんだもーん！

おやおや、リンくんも参加するとなると、 新しい演出を考えたいところだねえ……

そうだ！　こんなのはどうかな？

なになにー！？

無茶はやめてよ……

まったく、今度は一体どんな演出なんだ？

わー！ それ、すっごく楽しそう！

だねだねっ！ みんなで一緒にやろうよ！

うん、わたしもやってみたいな

——うむ！

また突拍子もないが……面白いショーになりそうだ！ 全員でやるぞ、類！

ああ！

さあ、客席のみんなも 一緒に盛り上がる準備はできているかな？

いくよ——『ショウタイム・ルーラー』！

いやあ、素晴らしいね！ 僕の想像以上の出来だったよ！

リンも、とってもとっても楽しかった～♪ ありがとう、類くんっ！

フフ、そう言ってもらえると嬉しいな。 どういたしまして、リンくん

しかしこれは……足腰にくるな……

うん……おもしろいけど体がバラバラになりそう……

あれれ？ ふたりとも大丈夫？

ふたりとも、おじいちゃんおばあちゃんみたいに なってるね～♪

——そうだ。 今の歌を更に生かして……

みんな、もうひとつ新しい演出を試してみたいんだけど、 いいかな？

おー！　もちろんだよ、類くん！

やろーっ♪

『ストーップ！』

む？　なんでストップするの？

そうだよー！　やろーよやろーよ！

やってもいいがまず休ませろ！ このままじゃ体がバラバラになる！

やだやだ！　今！　今やーるーの～

さんせーい！

いや意味わかんないから！ たしかにやってみたくはあるけど……

……フフ

やっぱり、いいものだねえ。 ショーに全力を尽くす仲間がいることは

さて——

リンくん、えむくん、無茶をすると 怪我をしてしまうこともあるからね。 一度休憩をはさむとしよう

えー！

ただし……休憩のあとは、もっと愉快痛快な演出を つけることをお約束しようじゃないか！

なにっ！？

わあ、やった～☆

あ、あれよりすごいのがあるの……！？

それじゃあ、僕はあちらで演出を練ることにするよ。 みんなはここで休憩していてくれたまえ

では——またね！

ちょ……待て待てー！　その演出、 人間がやれるようにできているんだろうなー！

限度ってもの考えて作ってよね……！

あれ？　みんな追いかけっこ！？ あたしも～！

リンも～リンも～☆　……あ！

もしかして、みんなも類くんの演出気になるー？

ふっふっふ～。やっぱりそうだよね！ リンもおんなじ気持ちだよー♪

でも、次のショーができるまでは、 もうちょーっとだけ時間がかかりそうだから……

みんな、またここに見にきてね！

それじゃあ、バイバーイ！